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クラウディオ・カスティリオーニ2011.08.19更新
大変残念なお知らせですが
MV AGUSTA クラウディオ・カスティリオーニ社長が、
昨日8月17日に永眠されました。
イタリアのオートバイ産業を現地位にまで向上させ、
MVアグスタ、カジバ、ドゥカティー、
そしてハスクバーナをブランドとして成功させた功績は
言うまでもありません。
ご逝去のお知らせを受け、心よりご冥福申し上げます。
MV AGUSTA本国ウェブサイトより、リリースされたもの(和訳)になります。
MV Agusta Motor S.p.A. プレスリリース
Varese, 17th August 2011
MV Agusta Motor S.p.A.社長、クラウディオ・カスティリオーニが
長い闘病生活の末、17日の朝バレーゼ(イタリア)で亡くなりました。
享年64歳。
イタリアのオートバイ産業を世界的リーダーとしての現地位にまで
向上させ、MVアグスタ、カジバ、ドゥカティ
そしてハスクバーナをブランドとして成功させた一人の男が
この世を去りました。
金属加工・製造業を営む家系に生まれた彼は
1978年にオートバイ製造会社”CAGIVA”を設立、
1980年代から1990年代にかけて絶えず
イタリアおよび世界のオートバイ市場の方向性に影響を与える
斬新且つ革新的なオートバイを開発し続けてきました。
直感的で粘り強く、そして洞察力に長けた人物であり、
こういった彼の才能がドゥカティやハスクバーナならびに
MVアグスタのような歴史的ブランドを手にいれ成功へと導くよう
彼を駆り立てました。先見の明に加え、
その勤勉さ、努力、財政投資が実を結び
これらのブランドは再び二輪業界の主役に返り咲きました。
クラウディオ・カスティリオーニは
バイクの性能、優雅さ、およびスタイルを擬人化し、
今まで造られた中で最も重要なオートバイの数々を
我々に残してくれました。CAGIVA のElefantとMito をはじめ
DUCATI 916、 MONSTERそしてMV AGUSTA F4やBRUTALE、などです。
そして、彼は最後に飽くなき情熱をそそぎ細部にまでこだわった
宝石を遺作として残しました。
最新モデルのMVアグスタF3とBRUTALE 675です。
彼はまた常にレースに多大な情熱を注ぎ、
あらゆるカテゴリーの世界選手権へ進出し成果を残してきました。
CAGIVAではWorld Motocross Championのタイトルを獲得、
最も過酷なレースで知られるパリダカールラリーでも勝利を手にし、
500ccのGPクラスでも幾度となく勝利をおさめています。
ドゥカティにおいても彼の指導のもと851モデルや916モデルにより
World Superbike選手権で全シーズンを制しました。
ならびにSupermotardの世界選手権において
数々の勝利をおさめています。
そんな中、一人の人間としてそしてビジネスマンとしての
彼の歴史の中で常に中心にあり続けたものはやはりMVアグスタでした。
彼は”Made in Italy”の素晴らしさを伝えるとともに、
スタイルと排他性を極めた世界的なアイコンであるオートバイを
造ることに15年以上も情熱を捧げきました。
単純にユニークであること、
そして完全性を擬人化するということだけのために
何百回という見直しと修正を繰り返し細部に至るまでの
こだわりを追求することはMVアグスタでなければ有り得なかったでしょう。
昨年、彼は長年彼の側でずっと会社の歴史を見てきた
彼の息子でありユニークな発想を持つビジネスマンである
ジョバンニに社長の座を任せることにしました。
ジョバンニは父親と同じ情熱と執念を受け継ぎ、
今後もクラウディオ・カスティリオーニが”世界一美しいオートバイ”
と称賛したオートバイを造り続けていくことでしょう。
クラウディオの葬儀は8月19日(金)の14:00より
バレーゼのクリスピにあるBrunella教会で執り行われます。
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